ホテルモントレオンランショップのスイーツ広報担当です。
今回ご紹介するのは、ドイツの伝統菓子「シュトレン(シュトーレン)」。
本場では12月の待降節*に毎日少しづつスライスして食べられるのですが、日本でも徐々にシュトレンを食べる習慣が浸透しましたね。
筆者も毎年この季節を楽しみにしているのですが、
「シュトレンってどうやって食べるのかわからない」
というお声もよく聞きます。
こちらの記事では、シュトレンについて詳しく、食べ方や簡単なアレンジレシピをご紹介します。
ぜひ、今年の冬はシュトレンを食べてクリスマスを迎えましょう。
待降節…クリスマス(キリストの誕生日)の4週間前の日曜日からクリスマスイブまでの期間。イエス・キリストの降誕を待ちながら準備をする期間。
目次
シュトレンの発祥地はドイツのザクセン州にあるドレスデンです。
1330年頃にキリスト司教にクリスマスの贈り物としてシュトレンを贈呈したことが最古の記録として残っています。
イエスキリストの降誕を待ち望む待降節(クリスマスまでの4週間)に毎日薄くスライスして食べられるシュトレンは、その時期に売られるものは「クリストシュトレン」と言われるほど、ドイツではクリスマス菓子として親しまれています。
白い粉糖で覆われたシュトレンの見た目が、産着に包まれたキリストに見えるとも言われています。
シュトレンは発酵菓子です。洋酒に漬けたドライフルーツやナッツなどを練りこんだ生地を発酵させて焼き上げています。
焼き上げた生地が冷めないうちに、溶かしたたっぷりのバターにくぐらせてコーティングすることで保存性が高まり、クリスマスまで長く楽しめるようになります。
仕上げに、たっぷりの粉糖をまぶしたらシュトレンの完成です。
シュトレンは使用される材料に特徴があります。シュトレンの材料についてご紹介します。
マジパンというとケーキの飾りを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
ケーキの飾り用としてのマジパンとは材料(砂糖と粉末のアーモンド)比が異なります(※)が、シュトレンに入っているのも同じマジパンです。
マジパンをシュトレンの生地に入れるのは、生地内の水分が回り、しっとり感や風味を出すためです。
日が経つにつれて、ドライフルーツやマジパンが生地になじむので、味の変化を楽しめるのがシュトレンの魅力なんです。
※マジパンは砂糖と粉末のアーモンドと卵白を混ぜて作られますが、飾りの用途で使われる場合は砂糖とアーモンドの比率は1:1、シュトレンに使われる場合は1:2となり、砂糖の比率が少なく配合されています。
シュトレンにはシナモン、ナツメグ、カルダモンなどのスパイスが入っています。
スパイス特有の香りが特徴的です。
伝統的なレシピではこのスパイスを使うのが一般的ですが、お店によっては食べやすいようにスパイスを控えめに作られているものもあります。
以上がシュトレンの製法と特徴的な材料です。お店やご家庭によって様々な個性がありますので、色々なお店のシュトレンを食べ比べしてみても楽しいですよ。
シュトレンは常温のまま、薄くスライスして食べます。
切り方は自由ですが、一般的に知られているのは①最初に真ん中で半分に分けて、②真ん中からスライスする方法です。
保存する際には2つに分けたシュトレンの切口を合わせることで、空気に触れないで保存できます。
たまには違った食べ方もしてみたいという方には、薄くスライスしたシュトレンをオーブンで少し焼いてみるのもおすすめです。
オーブンから出して、冷ますとカリッとラスクのような食感を味わえます。
焦げやすいので、焼きすぎには十分お気をつけください。
本場ドイツの味わいシュトレン
本場ドイツの製法で作るシュトレン。
2024年度分の販売を開始しています。
規定数販売次第終了しますので、本物のシュトレンを味わいたい方はお早めにご注文ください。
「本場ドイツの味わいシュトレン」の商品ページはこちらドイツの伝統菓子シュトレンですが、毎年発売の何か月も前からドライフルーツをラム酒に漬けるなど長い期間をかけて準備を行います。
この時期にしか食べられない特別なお菓子なので、見かけられたらぜひ食べてみてほしいと思います。
全国10都市に21ホテルを展開するホテルモントレグループが運営するスイーツを中心としたオンラインショップです。
グループを率いる料理長矢間の「真に美味しく、心と身体に優しいお料理を届けたい」という想いで当ショップができました。
①食の安心
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②伝統的な製法
お菓子本来の美味しさを伝える為に、伝統的なレシピで職人が1つ1つ手作業で作っています。
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お届けまでに少しお時間を頂きますことをご了承ください。